2018年3月20日火曜日

不肖・三田登がモノ申す!(85)

「ひきこもりを考える」ボランティア養成講座に参加しました
会場は八千代市福祉センター
「ささえる・つながる・・共に生きる」いい言葉です
去る3月19日、八千代市社会福祉協議会が開催しているボランティア養成講座が「ひきこもりを考える」をテーマに行われ、多くの市民が参加。私も勉強のために参加してきました。

前半は「八千代〈ひきこもり〉と共に生きる会」の共同代表であり、聖徳大学短期大学部・准教授でもある、檜垣昌也氏の会の活動紹介。後半では社会福祉協議会・主任相談支援員の花泉秀勝氏より「困窮者支援を通じた地域づくり」についての話がありました。

聞いていて、本当に難しい問題だと感じました。「ひきこもり=精神病」という誤った認識。本人はもとより家族だけが抱えては解決しない問題。身近な人たち~周辺の人たち~地域の人たちで「多様性を認め合う」ことを拡げること。

そして、問題意識の共有化から、具体的な支援へ。それがアウトリーチ(手をさしのばす)ということなのでしょう。

同時に、本質的な対策にはボランティアだけでは限界があることも感じました。たとえば、8050問題です。内閣府は「ひきこもり」が約54万人と推計。しかし、それは39才までの統計であり、現実には中年世代も多く、その数は200万人とも、それ以上とも。

まさに80才のお年寄りが50才の「子ども」の面倒を見ている実態を考えると、もはや地域支援は国の課題です。国の適切な主導のうえで、自治体・地域(ボランティアの協力)が現場を支える形にしなければ対応しきれません。実は分かっているのに、国は思い腰を上げません。

そのような視点から、今後「ひきこもり」を含めた生活困窮者支援の課題を自治体議員として、行政に何を求めていくのか考えていきたいと思いました。

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