2016年10月17日月曜日

なにやら四方山話(31)

「情報公開と市民の会」が公民館まつりでパネル展示

パネル展示
真剣な面持ちで見入る市民
母娘でしょうか。熱心に見ていました
毎年10月に八千代市内の各公民館で開催されている「公民館まつり」。登録サークルが発表や展示し、多くの市民が各館に来館します。10月15日~16日まで開催された「八千代台東南公民館まつり」に、私も会員である「情報公開と市民の会」もパネル展示で参加。両日とも会場での説明員を勤めました。

今回のテーマは、①「結局、新川周辺地域・ハコモノ建設事業はどうなった?」②「いま、市民の知る権利があぶない!」のふたつ。

まず、市民の会が計画当初から反対し、計画の賛否を問う住民投票条例の署名運動や、豊田市長(当時)へのリコール運動にまで発展した「新川ハコモノ計画」。出直し市長選では、計画に反対して当選したはずの秋葉新市長は、豊田支持の議会与党に戦う前から戦線離脱。無節操にも計画推進派に方向転換してしまいました。

その結果を、統計と写真で説明。計画当初は総額71億円のはずが、結局は総額90億7700万円。当初は「交付金がある」ことをメリットとしていたはずが、交付金は21億7450万円。費用が膨らんだ分で交付金が消え、年間3億円以上の維持費がかかることに。

しかも、71億円は市債で賄われ、返済額はまだ1億円余という始末。市民への負担はまだまだ続きます。なにより、建設されたハコモノは目標利用者数が軒並み大幅に下回るというお寒い状況。

もう一つのテーマである「いま、市民の知る権利があぶない!」は、この間、マスコミ報道され続けている「市長主導の公文書改ざん問題」です。

市民が平成27年10月に、「平成27年度の予算編成に関する部長会議録」の情報開示を請求し、ようやく11月末に開示されたものの、それは大幅に内容が改ざんされていたのでした。

開示された会議録が編集・改ざんされ、予算編成や事業仕分けについての市長説明や、これに疑問を呈した複数の部長の発言が削除されていたのです。9ページあるはずの会議録が4ページに圧縮されていました。

第3者機関である八千代市情報公開審査会は9月29日、異議申し立てを全面的に認める答申を行いました。その後、市議会は百条委員を設置。委員会での2度の証人喚問で、秋葉市長は「責任を感じている」としつつも「指示はしていない」と部下に責任転嫁しつつ、核心部分は「覚えていない」などの発言を連発。市議会は9月議会で市長への刑事告発を決議しています。

「情報公開と市民の会」は、市民の知る権利を守り、発展させていくための活動を続けています。

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