2016年4月8日金曜日

不肖・三田登がモノ申す!(58)

~川内原発・運転差し止め即時抗告審棄却~
福岡高裁の暴挙を許すな!
九州電力川・内原発1、2号機(鹿児島県)の運転差し止めを求め、住民らが求めた仮処分申し立ての即時抗告審に対する、福岡高裁宮崎支部の棄却という暴挙に怒りを禁じえません。

高裁支部は、九州電力の「基準地震動(原発で顧慮する地震の揺れ)」や、「基準に適合した」とする原子力規制委員会の判断を根拠にするなど、政府や電力会社と結託したものであることは明らかです。過日の高浜原発の大津地裁の決定とは真逆の不当決定でした。

西川裁判長は、「どのような事態が起きても、放射能漏れを起こさないほどの安全性を原発に求めるのは、今の科学技術では不可能(読売新聞)」と説明。

ふざけないでもらいたい!原発の危険性を認識しながら、「危険だけど、国民は我慢しなさい」と言っているのと同じです。安倍自公政権が推進しようとしている原発の全面再稼働・開発、原発輸出を司法が後押しするものであることは明白です。

住民側弁護団は6日午後、宮崎市内で記者会見し、「火山に関する部分の大半でわれわれの主張を認めながら、どうして運転差し止めにならないのか。全く理解できない」と批判していますが、当然です。

また、弁護団は「東京電力福島第一原発事故が招いた重大な事態と今も続く深刻な被害を何ら省みることなく、政府の原発稼働推進政策に追随するもので、到底認めることはできない」「廃炉を目指して闘い続ける」と表明しています。

全国民による「原発ノー」の声をさらに拡大していきましょう。そして、そのエネルギーで安倍自公政権を政権の舞台から強制退場させなければなりません。
 



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