2015年9月13日日曜日

不肖・三田登がモノ申す!(38)

~「八千代市財政再建にむけての提言」報告会に約150名の市民が参加!~
行政と議会は提言に基づく財政再建に着手し、市民との合意形成をめざせ!

第1回説明会に60名の市民が参加。多くの意見がありました
(東南公共センター)
八千代市は、とりわけ90年代からの開発とハコモノ優先の市政により、市債が膨らみ経常収支比率は悪化しました。各基金は減少し、市債はついに債務負担行為分も含めて総額800億円の借金(26年度決算前)を抱えてしまいました。一方で公共施設の老朽化対策は後回しにされ、築30年以上の公共施設は60%以上になっています。

そこで、秋葉市長は「財政の健全化」をめざして昨年「財政リスク回避戦略」を打ち出しました。しかし、それは専ら市民負担を前提としたものであり批判が出ています。

昨年10月に行われた図書館ワークショップは中央・緑ヶ丘以外の地域図書館の廃止をめざしたしたものであり、11月に行われた「事業仕分け」も効果は極めて薄いものに終わっています。

また、現在おこなわれている「地域の公共施設を考える市民ワークショップ」も、2~3割の公共施設統廃合をめざす「公共施設等総合管理計画アクションプラン」への道筋づくりに市民を動員するものにすぎません。「市民参加という名のパフォーマンスにすぎない」という批判が議会で出ているのも無理はありません。

しかし、この問題については批判するだけでなく、対案が必要です。そこで、昨年末に市民有志によって「財政研究会」が設立されました(私も末席にて参加しました)。 

財政研究会は11回に亘る真剣な議論と分析を経て、「八千代市財政再建に向けての提言」をまとめ、7月末~8月に秋葉市長、各部長、市議会議長、各市議に提言書を提出しました。

第2回説明会に50名の市民が参加(緑ヶ丘公民館)
提言は、①投資的経費の抑制②ハコモノ事業の見直し③市職員人件費の削減④議員報酬と政務活動費の削減などを柱にして、5年で100億円の債務削減、財政調整基金30億円確保、年間の収支改善(年30億)による実質単年度収支の黒字化で、市の借金依存体質の脱皮をめざす提言をしています。

その後、第1回報告会が8月22日に八千代台東南公共センターにて、第2回報告会が8月23日には緑ヶ丘公民館にて、第3回報告会が9月6日に総合生涯学習プラザにて開催され、約150名の市民が参加しました。関心の高さの表れだと思います。
第3回報告会にも40名の市民が参加(総合生涯学習プラザ)
報告会は前半で報告会用資料に沿ってスクリーンにて説明が行われました。後半は質疑応答があり、各回とも発言が相次ぎ、時間が足りなくなるほど。司会者は(私ですが)焦りまくりでした。文が長くなったので、質疑内容は後日に機会があれば記載したいと思います。

提言は荒削りな部分もあるかもしれせんが、あるべき方向性は示しています。ただ、提言を出しただけでは意味がありません。

ハードルは決して低くはありませんが、行政、議会、そして市民との共同作業が大前提です。提言は、そのための問題提起でもあります。
報告会の司会進行は3回とも私が勤めました
*「八千代市財政再建にむけての提言」(頒価300円)を御希望の方は当ブログの連絡メールまたは 090-6473-3172(三田)まで御連絡ください。

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