2014年3月2日日曜日

不肖・三田登がモノ申す!⑧

閑古鳥が鳴く「農業交流センター」!TBSテレビ「朝ズバツ!」から取材を受けました
去る3月1日に、新川ハコモノ4事業のひとつで既に建設された「農業交流センター」について、TBSテレビ「朝ズバッ!」から取材を受けました。

市民の反対の声を無視して、豊田前市長の主導で6億5000万円もかけて昨年4月に建設した同施設は案の定、閑古鳥が鳴いています。来場者の当初目標は年31万人(月平均25833人)でしたが、昨年4月オープンから12月まで総来場者が7013人(月平均780人)という呆れた数字が3月議会で市当局から報告されました。

その結果、予定されていたテナントも入居が無く、テナント収入はゼロ。予定されていた農産物の販売も中止という惨憺たる有様です。ちなみに、隣の「ふるさとステーション」(道の駅)は月平均56000人の来場者が報告されています。それでも指定管理者(民間委託業者のこと)には予定通りの年間6000万円(月500万円)の管理費を支払い続けています。貴重な市の財政を、いったいどう考えているのでしょうか。

市側は「道の駅へつながるペデストリアンデッキ(歩行者専橋)(建設費用3億4000万円)を建設すれば、道の駅から客が流れてくる」と言い訳をしていますが、ありえない話です。そもそも「ふるさとステーション」の来場者は買い物客がメインであり、わざわざ橋を渡って買い物もできない隣に行く必要はありません。かろうじて稼動している会議室や農産物加工も殆どは車で農業交流センターに直行するので橋の建設は意味がありません。ただちにペデストリアンデッキの建設計画を中止すべきです。

「農業交流センター」は、ゆりのき台の先にあった農業研修センターの機能を移転させたものです。実は旧農業研修センターは約2割しか稼働していませんでした。ですから手狭になったから「農業交流センター」を建設して移転したのではありません。必要でもないハコモノを利権がらみで無理やり建設したと言われても仕方がありません。しかも旧農業研修センターは空き家のまま。「もったいないから地域で活用できないか」という近隣住民の声に市側は「農水省の補助で建設されたので、それ以外の用途には使用できない」との回答があったと聞いています。なんという愚策、なんというムダでしょうか。これも私たち市民の負担として重く圧し掛かってくるのです。

八千代市は26年度一般会計を3月議会にて発議。その額は600億8000万円。昨年度比でナント、82億3200万円増(15.9%増)となり、79億円の市債(つまり借金)を発行しました。これは86億円もの費用をかけて建設している新川ハコモノ4事業が市の財政を圧迫していることは明らかです。このままでは肝心の市民サービスが行き届かなることは明らかです。

市は公共施設再編に係る有識者会議を諮問し、今月に「提言」が発表されます。有識者会議は新規のハコモノ建設には異論を唱えており、公共施設やインフラの統廃合や再編を「提言」するといわれています。秋葉市長は、「提言」にどう応えるつもりなのでしょうか。

取材者には「農業交流センターなどの需要のないハコモノは税金のムダ使い。ただちに廃止して、別目的に転用して有効活用すべきだ」と説明しました。

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