2013年10月19日土曜日

三田登と共に市政を考える会④

~台風26号・大和田南地域で床上浸水~
ハコモノよりインフラ整備が急務!
台風26号は伊豆大島で死者25名、行方不明者22名(10月19日現在)など、全国的に大きな爪痕を残しました。県内でも「住宅浸水2901棟」と報道されています。

八千代市でも斜面の多い大和田・小板橋地域で床上浸水の被害がありました。その他の地域でもあると思われます。当該地域に沿って高津川が流れており、大量の降水により水路際の道路に雨水が溢れたことが主原因です。約20~30年ほど前に同様の災害がよくあり、高津川への排水工事が行われて改善されたと思われましたが、今後は新たな対応が必要となっています。

市側は、「1号幹線水路(高津川)は毎時50ミリまでの降水に耐える設計で、それ以上は水路の拡張が必要。1号幹線工事は八千代・船橋・習志野・千葉の4市合同事業となるので難しい」としています。しかし、異常気象の続く近年、今後は同様の災害が予想されます。具体的な対策としてはバイパス排水路の工事が必要ではないでしょうか。「難しい」とか「予算が」とか市政が放置するのなら天災は人災になる危険性が拡大されかねません。

同地域では約10年ほど前に高津川に異常発生したユスリ蚊の駆除を市民が要求し、川底の清掃を定期的に実施されるようになってから問題が解決されました。このように、市民が声を出していかなければ議会や行政は動いてくれないのです。今後、市民による議会への陳情や市行政への働きかけが必要だと思います。

八千代市は現在、多くのインフラ整備の遅れが深刻化しています。多くの公共施設は耐用年数を超え、公共インフラの整備(これは全国の自治体が抱えている問題です)が問題になっています。また、生活インフラ整備の遅れは市民にとって重要な問題です。夜ともなると防犯灯もなく真っ暗な道がなんと多いことでしょう。20万人都市として恥ずかしい実態ではないでしょうか。

このように、「予算がない」ことを理由に市民の生活環境の整備と充実という市政の任務を等閑(なおざり)にして、一方では約85億円の事業費と6億円の年間維持費をかけて推進しようとしている「新川ハコモノ4事業」は不要不急の類であることが更に明確になりました。秋葉市長は今からでも前言を撤回して、市議時代に訴えていた「ハコモノ反対」を首長として実行することを強く求めたいと思います。

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