2013年9月25日水曜日

なにやら四方山話②

猫は政治家?その② 
先日、「猫は政治家に似ている」と書いたが、もう一つ気がついた。 動物の本能で自分のテリトリーを守るためにケンカをするのは猫に限らないが、猫のケンカは実戦まで実に長い。相手と対峙してから30分位は平気で「フー!フー!」と威嚇し合う。そんな場面に遭遇すると「なんだよ、うるせーな。早いとこ勝負しろよ。犬なら、すぐだぜ!」などと思ってしまう。すると愛猫家の細君は「猫は平和主義者。できれば争いはしたくない。お互いに様子を見ているから長くなる」と解説してくれた。

「ホントかよ」と思ったが、そうであれば、これまた「政治家」だ。平和主義者かどうかは別にしても、オモテ向きは「対決」するポーズをとって「ほら、自分は、こんなにガンバっている」と「不退転の決意」を世間にアピールしつつ、実は「落としどころ」を考えているのだ。お互いパフォーマンスの真っ最中に周りから少しでも音や声(世論、情勢)がするや、本心は「しめた!」と思いながら双方は瞬時に戦闘回避をするのだ。実に見事な「政治判断」だ。「政治信念を貫徹し、闘い抜こうと思ったが、状況を熟慮した結果の最善の判断である」と言えば良民は「しょうがない」と考える。そして「オモテ向きの政治的対決」は繰り返される。私たちは騙されて「しょうがない」と思ってはいけない。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。